ベトナムに行ってきました
- OCHII JUNICHI
- 2019年6月11日
- 読了時間: 2分
BIMの不思議。
先進国では普及しているBIMですが、日本ではナカナカ普及しません。
10年前に比べれば、BIMを使う企業も増えていますが、全体の30%程度。
そのうち実施設計までBIMで行う企業は数%。
BIMは間違いなく設計ツールなのですが、パース(完成予想図)を描くツールとして使っている企業が多いのが実情のようです。
BIMでパースは作れますが本来の使い方と違いますので、
パースを描くソフトに比べれば、かなりパースを作りにくいソフトになっています。
このあたりの誤認、誤解がBIMの普及を阻んでいる一つの要因です。
また、図面を描くソフトと認識している方も非常に多く、これも普及を阻害する要因です。
日本の図面は海外の図面に比べると、とても緻密で綺麗なのですが「設計」という本質からはどんどんそれてしまっている気がします。
図面を綺麗に描くよりは、不整合が無いことのほうが重要ですし、
綺麗に書く手間と暇があれば、より良いプランや内装の出来栄えに注力すれば良いと思います。
実はBIMは作図が得意ではありません(正確に言うと、日本人好みの表現が得意ではありません)ので、日本の設計者がBIMの図面をみると違和感があります。
どこに重きを置くか。ですが図面の表現方法は本質では無いと思っています。
前置きが長くなりましたが、一歩海外へ出るとBIMをやっている人は本当に沢山います。
今回は、8年以上お付き合いのあるベトナム(ダナン]の協力業者さんの事務所へ伺いました。
はじめは数人の会社でしたが、今では自社ビルをお持ちで、スタッフも多く抱えています。
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